2010年10月17日日曜日

車内広告

みなさん、こんにちは。

ブログ投稿にはまっていると言いながら、
2週間ぶりにお目にかかります、新人の丸井です。

先日、朝の通勤電車の中で、このような広告を見つけました。



「スランプよ、ありがとう。」

このタイトルを見た瞬間、まだ少しぼぉっとしていた頭が急に冴え、
この文章に釘付けになりました。
「スランプに感謝するなんて、さすが…!」と思いながら
読み終えた私は、車内は比較的混んでいたにも関わらず、
思わず写メを撮ってしまいました。
この文章を残したくて。

プロゴルファーの宮里藍選手が、この広告の為に書いた文章なのですが、
写真では見づらいかと思うので前半部分を抜粋してご紹介します。

「4歳の頃からの夢だった。

 今年5月、ニュージャージー州で行われた、
 忘れられない試合。
 私は、米ツアーで今季4度目の勝利をあげた。
 そして日本人初の世界ランキング1位になることができた。

 うれしかった。でも、それはゴールではなく、
 プロセスだと思うようにつとめた。
 だって、大きなスランプを乗り越えて、
 やっとたどり着いた場所だから。
 本当の勝負は、これからだ。

 2006年、20歳の時、米ツアーに初めて参戦。
 その後、私はスランプに陥った時、
 コーチから学んだことを強く胸に言い聞かせた。
 それは、自分に期待しないで、
 目の前の一打に集中するということ。
 ただ、それだけだった。
 ただ、それだけを繰り返してきた。

   -後略-   」

自分に期待しないで、目の前の一打に集中する

自信は持つ。けれども過信はせず、
目の前のことに、持てる力、出せる力を全て出す。
つまり、自分がやってきたことを信じて、全力で臨む。
そういうことだと、私は解釈しました。

練習や学習、準備など、それまでにやってきたことがなければ、
逆に「できる…かも」「何とかなる…かも」と期待してしまうだろうし、
「これが終わっても次があるし」「他にもやることあるし」
などという邪念や怠惰な気持ちが少しでもあれば
「目の前の一打」に集中することはできないと思います。

私たちの場合、
目の前にいらっしゃるお客様に、いかに全力でおもてなしができるか。
心から「お客様の満足」を想って、案内やインテリア提案ができるか、
ということになります。
そして、これを実際の接客で全力で行うためには、
日頃からの「準備」も必要です。

スランプを経験してこそ気付くこともたくさんありますが、
それに「ありがとう」と言えるように
いかなるときでも、愚直に「目の前のことに全力で取り組む」
ようにしなければならないと思いました。
常に全力で接客をしようと、改めて考えることができた朝でした。

スポーツ選手の言葉は、
いつも自分を見直すきっかけを与えてくれる気がします。
試合のプレーで感動をくれ、その前後の言葉で勇気をくれる。
素晴らしいですね。

これからも、多くの学びを得ていこうと思いました。

それにしても…
車内での写メはまずかったかなと、今更後悔をしています。
ただ、あの時の全力が「写メに残す」ことだったので
よしとします!笑。

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